質問をし、違反の可能性を報告する
質問をしたり、違反の可能性を報告することは、バイオジェンにおける私たち全員の重要な責任であり、会社を保護し、社員全員が責任をもって行動することに直接影響を与えます。
以下に示すツールと情報は、特定の状況においてどのように行動すればよいか不明な場合、懸念がある場合、または不正行為の可能性を報告する必要がある場合にお役立てください。
どこでアドバイスを求めればよいか
違法、非倫理的な行動を目撃したり、そのような疑いがある場合、または特定の状況で何をすべきか疑問がある場合は率直に伝える責任があります。まず誰かに知らせなければ、問題に対処することはできないということを覚えておいてください。
倫理や法律に反している可能性のある行為について質問や報告をするときには、以下に示すヘルプラインを利用することができます。何よりも重要なことは、あなたがもっとも話をしやすいと思う人物を選ぶことです。たとえば、次のような相談先があります
- 上長またはマネージャー
- 別の上長または管理職の誰か
- コーポレートコンプライアンス
- 人事部
- 法務部
- 財務部
報復行為を許容しない
報告された不正行為の内容に関わらず、法規制や行動規範、会社ポリシーに対する違反と考えられる状況を誠実に報告した人物に対する報復行為を容認しません。報復を受けたという申し立てを厳粛に受け止めます。すべての申し立てに対して綿密な調査を実施し、事実関係を明らかにします。不正行為を報告したことが原因で報復の対象になったと感じる方は、コーポレートコンプライアンス部またはヘルプラインにご連絡ください。報復行為を取ったことが判明した人物は、解雇を含む懲戒処分の対象となります。
Q & A
質問:
所属する部署で、上長が関わる非倫理的な行為が横行している疑いがあります。こうした疑念は報告すべきだと認識していますし、ヘルプラインを使うことも考慮していますが、報復が心配です。
回答:
社員には不正行為を報告する義務があり、ヘルプラインを利用することは適切な選択肢です。会社が報告された疑念を調査し、必要に応じて報告者に問い合わせをし、新たな情報を入手します。会社が報告された情報を開示することはありません。ヘルプラインへ報告後、報復を受けていると感じるようなことがあれば、報告してください。
倫理的な意思決定:ヘッドラインテスト
正しい意思決定を行うことは、必ずしも容易ではありません。プレッシャーを感じたり、どうすればよいのか途方に暮れることは、誰にでもあります。難しい選択に迫られたとき、あなたは一人ではないことを決して忘れてはなりません。同僚や管理職はアドバイスをしてくれるはずですし、行動規範や会社ポリシー、上長、行動規範の随所に引用されている情報などが利用できます。
難しい判断が求められる場合は、次の質問をしてみてください:
- 自分の行動は倫理的かつ合法的で、クレド(企業理念)、基本理念、行動規範に合致しているか
- 行動規範と会社ポリシーに合致しているか
- 考えられるあらゆる結果を徹底的に考慮したか
- 鏡に映った自分の姿を見て、今回の意思決定に誇りを感じることができるか
- 新聞の記事になったとしても、その意思決定に自信を持っている自分を想像できるか
さらに、次のヘッドラインテスト‧ダイアグラムを利用して、バイオジェン社員として自身のビジネス判断や行動の妥当性とその影響を検討してみてください。
バイオジェンの社員として行動する前に問いかけてみてください。自身の行動が新聞の一面を飾るヘッドラインになったら。インターネットや大手製薬会社のブログに掲載されたとしたら。
Q & A
質問:
所属する部署では、様々な達成目標が課されています。時折、規範に違反してでも目標を達成しなければならないようなプレッシャーを感じます。これは許容される行為でしょうか。
回答:
いいえ。ビジネスの成功には高い目標を設定して、社員がそれに向かって努力する必要がありますが、目標を達成するために決して規範や会社のポリシーに違反してはなりません。